カンボジアに住んでみたらお寺好きになっちゃった!

カンボジアでの生活,お寺の紹介をします♪

*ちがうお坊さん*

f:id:gotocambodia:20200529160723j:plain 「この寺でクメール語を教えてくれるよ!」

おかしいな,聞いていた寺と違う🤔🤔

全然会えない


おじさんたちの恐い視線,興味津々な視線に耐えながら前へ突き進む。

右手には大きな建物。その建物の中にはたくさんお坊さんがいて,ホワイトボードに向かって座っている。


勉強・・・・・?


あの中に,おしゃべりをしたお坊さんは居るのかな・・・?

橙色の袈裟を着た人が,部屋中を埋め尽くす不思議な光景が目の前に広がる。

こわい。

足早にその場から離れる。

そして,いかにも古そうな建物の前を通り過ぎると,金色や白色の目に鮮やかな建物が並ぶ道に出た。

至る所に橙色の袈裟が干してあるから,きっとお坊さんたちがこの辺りにいるはず。でも,誰も見当たらない。

人気のない私有地で,外国人が一人歩いている光景はきっと変に思われる・・・。危ないかもしれない。

そう感じた私は,自転車にまたがり,入ってきた時とは別の門から出て行った。

連絡先聞いとけばよかった・・・💔

今さらまた,臆病風に吹かれたときの記憶がよみがえってきた。後悔先に立たず…😥😥

残念な気持ちで自転車をこいでいるいると,博物館が目に入った。

美しいものでも見て気を晴らそう。

博物館の門を抜け,自転車を止める。すると,色黒でいかにも「おじさん」という人がこちらへやってきた。

「博物館へ来たのかね,さぁさぁこっちこっち😄」

「ចាស‌(チャー)」
はい

「ឱ!អូនចេះនិយាយភាសាខ្មែរ!?‌
(アォ!‌オーンチェッニジェィピァサークマェ!?)」
わぁ!クメール語話せるの?!

とても世話焼きでおしゃべりなおじさんで,写真を撮ってくれたり,街を案内してくれたり,なぜかfacebookの友達になったりとすごい勢いで距離を縮めてきてくれた😮

いくつなの?

結婚してるの?

兄弟は何人いるの?

なんでカンボジアに居るの?

どこに住んで住んでいるの?

給料はどのくらいもらっているの?

どのくらいクメール語勉強してるの?

カンボジア人は,個人情報をがつがつ聞いてくる。

別に深い意味はなく,軽い挨拶としてがつがつ聞いてくる。初めて聞かれたときには,次々とあまり聞かれたことのない質問をしてくるのでドギマギしてしまったが,慣れてしまうと不思議なもので。

いつの間にかすらすら応えられるようになった。

もちろん,答えたくないことは答えなくてもいい。

あいまいに濁すと基本的に深追いしてこないが,私の場合,歳だけはものすごく追及される。日本人は若く見られるからだ😥

クメール語の話がでたので,勉強のできる寺についておじさんに聞いてみた。すると

「ドムライソー寺がやってるよ。あそこはクメール語も英語もフランス語も韓国語もやっているし,たくさんの人が勉強してるよ」

「ここの寺はやってないんですか?」

名前が難しくて読めないため,おじさんにスマートフォンを見せる。

「いや,やってないよ。勉強したいならドムライソー寺だよ」

おかしい🤨🤨🤨

ピンが打ってあったのは,別の寺。

ドムライソー寺ではない。

不思議に思いながらもおじさんと別れ,帰途に着いた。

しかし,おじさんを信じたい気持ちと,お坊さんを信じたい気持ちが拮抗し,心がもやもやする。

そこで,帰る途中に出会った別のカンボジア人にも聞いてみた。しかし彼女も,勉強するならドムライソー寺だと言っていた。

お坊さんがピンを打ち間違えたのだろうか?



翌日,日本人の友人と一緒にお昼を食べたあと,この心に残った疑問を晴らすため,友人にあるお願いをした。

「寺,一緒に来てくれないかなぁ?ちょっと怖くて😅😅」

そして,お坊さんを信じたかった私は,友人と一緒に以前訪れた寺へと向かった。

今日は,奥の方まで侵入してみた。進み続けると,左手に池,そして右手に沐浴をするための貯水池のような施設があった。

水は汚れているが,小さな家のような,お墓のような建物と緑の水面が光に照らされて,とても美しい🥰

景色を堪能しながらお坊さんを探していると,雲の流れが速くなり,一気に空が暗くなった。

すると,いきなり雷が鳴り始め,大雨が降り出した。カンボジアの雨期は,短時間にザッと雨が降るのだ。

慌ててお墓のようなところに逃げ込み,雨宿りをしていると,中からお坊さんが出てきた😮😥

友達と二人で顔を見合わせ,ドギマギする。汗なのか,雨なのか分からない水分が背中を伝う。

中から出てきたのは,知らないお坊さんだった😅😅

このお坊さんに,この寺を教えてくれたお坊さんの写真を見せて,どこに居るのか聞いてみようと思いスマートフォンを探す。

しかし,お坊さんは私たちに気付くと,ニコッと微笑んで中に戻って行ってしまった。

きっとびっくりしたと思う。知らない外国人女が2人も勝手に庭先で雨宿りしているんだから。

そしてまた今日も,以前に会ったお坊さんに会えないまま帰路に就いたのであった。








※いつも読んでくださり,またスターを押してくださり,ありがとうございます。とても嬉しいです🥰💕
写真は私の通っているお寺。とても広いです。



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