*お坊さんもなまるんです*
簡単な読み書きはもうすでにできているのに,ちょっとだけしかできないと言ってしまったせいで,子音の勉強から始まってしまった。
さぁ,これからどうなる?
バッタンバンなまり
本当は,仕事で使う言い回しや,日常会話の練習がしたかった。しかし,きちんと伝えなかったのでまさかの超初級編からスタート。
まずは,子音がすべて書けるかどうか。もちろんこれは楽勝にクリア。
参照:世界の文字
http://www.chikyukotobamura.org/muse/wr_seasia_18.html
しかし,ここからが大変だった。クメール語の発音は,非常に難しい。
例えば1行目のកខគឃងは,『コーコーコーコーンゴー』
そう,非常に似ているのだ。
息の有無,音の重い軽い・・・そういえば,音の重い軽いって何だろう。
「コーコー…」
「違う違う,”コー”だよ」
「コー」
「違うなぁ,”コー”」
正しく発音しているつもりなのに,一向に前へ進めない🤣🤣聞いた通りに発音しても,聞き分ける力をもっているカンボジア人にごまかしは通じない。
自分の発音の悪さにショックを受けながらも,何度も何度もやり直しをしていると,ある法則に気付いた。
軽い音ក,ខは,口の形を横向きに開いて発音し,重い音គ,ឃは口を丸くして発音しているのだ。
口の形を意識して,発音してみると…,
「ពូកែណាស់!!(プカェナッ)!!」
『上手いねぇ!!』
ソッチァットが満面の笑みで誉めてくれた。口の動かし方が分かると,だんだんと発音のコツが分かってきた。しかし,発音を聞いていると,今まで習ってきた発音と違う発音をしていることに気づいた。
「ドー…ドゥォ??」
そう,バッタンバンはプノンペンと同じしゃべり方をするから訛りがないと聞いていたのに,実際は訛っていたのだ。
そして,もちろんバッタンバン独特の方言もあり,このあとの生活で苦労することになるとはこのとき思ってもいなかった。
初めは1時間と決めていた勉強時間だったが,あっという間に3時間も経過していた。それなのに,「まだやる?」と聞いてくれる先生方。暑い中,屋外で頭をフル回転させたため,もう頭はフラフラ状態🥱今日はもう止めよう。
「ありがとうございました。もう今日は帰ります」
薄暗くなった道をお礼を言いながら帰る。
「次は,9月の2週目に来ますね!!」
今度は間違えないように,何度も念押しをして寺を後にした。川沿いに出ると,橙色の袈裟が,薄暗い道に彩りを与えている。若い僧侶たちが帰途についているようだった。ゆっくり流れる時間を肌で感じながら,今日もカンボジアの1日が終わるのであった。
いつも読んでくださり,ありがとうございます🙏🙏
初回から,チァットたちは飛ばし過ぎでどっと疲れました😅
でも本当にいい人たちなんだなぁ~って書いていて改めて思いました😮🥰