✳教えて,お坊さん*
お坊さんにプッシュ
カンカンカンカンカンカン!!!
授業の終わりの合図が聞こえ,お坊さんが教室から出ていく。
目の前をオレンジ色の布がさっと横切っていき,あぁ今日もこれで終わりかと実感する。
私も業務終了で,教室をのんびり出ていくと,校庭の真ん中にある木の下にオレンジ色の何かが見えた👀
おや。あれはきっとお坊さんだ😗
自分の自転車を取りに行き,自転車と一緒にオレンジ色へ近づいてみる。
あっ,やっぱり🙄
木陰にあるベンチにさっきのお坊さんを含め,お坊さんたちが3人座っている😏
遠くにある何かをぼーっと見つめている姿も,なぜだか絵になっているなと思えてしまう。少しずつ近づいていくと,自転車の音に気付いたらしく,さっきのお坊さんがこちらをちらりと見る。
話しかけようかな・・・? いや,やめようかな・・・?
“後悔とは挑戦しなかったこと”
ふと頭の中に,以前聞いた言葉が浮かんできた。そうだ,後から後悔するくらいなら今話しかけてみよう!🦾
一歩一歩近づいていく。
なんて言おう?
近づいていく私をじっと見てくるお坊さん。とりあえず,微笑んでみる😊
向こうもぎこちなく微笑み返してくれる。
「ハロー,英語できますか?」
なぜか英語で言ってしまった!😅😅
「ハロー,少しなら」
小さな小さな声で,お坊さんも挨拶を返してくれた。大きな目と目が合う。他の4つ目も私を見つめてくる。
うは~緊張する😅😅話すことがないので,定型文的な他愛のない話をしてみる。そして
「あの,突然なんですけどクメール語教えてください」
話すことがなさすぎて,突然クメール語を教えてくれと頼んでしまった😂突然すぎて,明らかに慌てた顔をするお坊さん。
「いいけど,私は英語ができないから…」
と言いかけた瞬間
「ハロー!」
この間話したおしゃべりなお坊さんたちがやってきた😮😮
軽く挨拶を済ませ,これまでの経緯を話すと
「もちろんだよ!じゃあ,今からやろう!」
ということで,学校の校庭でいきなり第1回クメール語教室が開催されたのであった😅🤣
先生(お坊さんたち)5人に対して,生徒(私)ひとり🤣🤣
さぁ,どうなることやら!